不思議コラム (41~50)
41.911テロの謎
21世紀に起きた最も衝撃的な事件といえば、やはり2001年9月11日にアメリカ合衆国で起きた同時多発テロ(以下、911テロ)ではないでしょうか。私もこの事件を報道するニュース番組を見ていましたが、ツインタワーとよばれた超高層ビルが崩れ落ちる光景が特に印象に残っています。
報道によると、このテロでは4機の旅客機がハイジャックされ、ニューヨークの2棟の超高層ビルに2機の旅客機が激突するとともに、ワシントンD.C.にある合衆国国防総省の建物(ペンタゴン)にも旅客機が突入、さらにピッツバーグ近郊には旅客機が墜落し、合計で約3,000人もの尊い命が奪われました。
この事件は、アメリカ政府によって、19人のアラブ人によるテロと断定されましたが、しばらくしてから多くの疑問点が指摘されるようになりました。その主なものを列挙すると以下のようになります。
◆歴史上、一度も火災で崩壊したことのなかった鉄骨構造の高層ビルが、1日に3棟も崩壊したこと。しかも、多くの消防士が、ビルの内部で連続的な爆発があったと証言していること。
◆ツインタワーに激突した2機目の飛行機について、「黒い飛行機だった」、「民間機ではなかった」、「軍用機のようだった」といった目撃証言が多数あること。
◆首都周辺は対空ミサイルで防御されているはずなのに、ペンタゴンに飛行機が突入したこと。
◆ピッツバーグ近郊に墜落した飛行機について、機体の残骸や乗員乗客の遺体がなかったという証言が多数あること。
◆実行犯とされる人々は、ハイジャックしたとされる旅客機の操縦技術を習得していなかったこと。
◆当時は、飛行中の旅客機から携帯電話を掛けることは不可能だったのに、ハイジャックされた旅客機の乗客が携帯電話を使って家族に連絡していること。
もし、ビルの崩壊が爆弾によるものなら、19人のアラブ人だけでは実行不可能ですし、ビルに激突した飛行機が軍用機なら、当然真犯人は別にいることになります。この結果、911テロはアメリカ政府の自作自演だったのではないかという陰謀説がささやかれるようになりました。
そして、事件から10年後、AFP BB Newsの『9.11から10年、いまだ根強い「米政府陰謀説」』という記事によると、アメリカ国民の三人に一人が陰謀説を支持していると報じられています。さすがにアメリカは合理主義の国だけあって、理屈に合わないことはとことん追求していくようです。
ところが、日本ではこういった陰謀説がニュースで報道されることはあまりないようです。私がYouTubeで見つけた次のニュース動画でも、「日本ではあまり知られていない」と報道していました。
しかし、幸いなことに、YouTubeには真実を追求する様々な動画が投稿されています。もちろん、人々を混乱させるようなガセネタも多いので注意が必要ですが、慎重に情報を選別すれば、この不思議な事件の真相を解明することも不可能ではないと思われるのです。
そういうわけで、これからしばらくは、信頼できそうなYouTube動画をご紹介して911テロの真相を浮き彫りにし、ブッシュ大統領が宣言した「テロとの戦い」が本当は何だったのかを明らかにしていきたいと思います。 (2015年4月15日)
42.ビル崩壊の謎
911テロの謎を解明する手始めとして、ニューヨークで起きた高層ビルの崩壊を検証したいと思います。なお、分かりやすいように、世界貿易センター第7ビル(World Trade Center building 7:以下、WTC7)を最初に検証していきます。WTC7は、地上47階、高さ190メートルの高層ビルでした。
最初にご紹介する動画は、アメリカ建築家協会(The American Institute of Architects:AIA)が製作したもので、高層建築の専門家がビルの崩壊を科学的に検証しています。なお、この動画には 制御解体(Controlled Demolition)という言葉が出てきますが、これは、あらかじめ仕掛けておいた爆弾でビルを爆破して解体することを意味する専門用語です。
この画像は、WTC7が崩壊する様子を解析したもので、これを見ると、ビルが約6.5秒で崩落していることが分かります。一方、地上190メートルから物体を落とすと、空気抵抗がなければ約6.2秒で地面に到達します。したがって、WTC7はほぼ自由落下のスピードで崩れ落ちていると判断できます。
ツインタワーやWTC7の崩壊に関する公式の説明を行なったのは、国立標準技術院(National Institute of Standards and Technology:以下、NIST)ですが、NISTも、WTC7が30メートル以上自由落下したことは認めているそうです。(12分40秒から)
ところで、建物がいきなり自由落下するためには、建物を支えていた柱や壁が突然消失する必要があります。木造建築なら、火災でそうなることもありうるかもしれませんが、鉄骨構造の高層ビルの場合はどうでしょうか? この動画では次のように説明しています。
【10分50秒から】
NISTの捜査主任(Lead Investigator)のシャイアム・サンダー(Shyam Sunder)氏は、WTC7が火災で崩壊したと明言しているが、過去に火災で鉄骨構造の高層ビルが崩壊したことは1度もなかった。
また、NISTは、火災が非常に大きく、非常に熱く、非常に長く続いたと主張しているが、実際には火災は激しくなかったし、余り長く続かなかった。
高層建築の専門家たちは、このWTC7の崩壊の様子を見て、物理的にありえないことが起きていると直感し、調査を始めたそうです。そして、ビルの解体業者は、同じ映像を見て、WTC7は制御解体されたと断言しています。(15分40秒から)
一方、ツインタワーは、地上110階、高さ410メートルを超える超高層ビルでしたが、両方とも10秒から12秒で崩れ落ちました。地上410メートルから物体を落とすと、空気抵抗がなければ9.2秒弱で地面に到達しますから、やはり、ツインタワーもほぼ自由落下のスピードで崩れ落ちています。
もし、WTC7が制御解体されたのなら、飛行機が激突したツインタワーも制御解体されたと考えるのが自然です。ツインタワーの崩壊について、この動画では次のように説明しています。
【20分50秒から】
NISTは、ツインタワーの崩壊について、ビルの上部が下部を押しつぶしたと主張しているが、北棟崩壊の映像をよく観察すると、最初は上部だけが崩壊している。つまり、最初に上部だけが制御解体されている。
本来なら、作用反作用の法則から、上部と下部の破壊は同程度となるはずである。また、上部が崩壊した後には下部を破壊する力は残っていないはずである。
また、コンクリートが粉々に粉砕されていることや、巨大な粉塵の煙が発生していること、ビルの内部で爆発があったという数々の証言なども、制御解体が行なわれた証拠だと述べられていますが、他にもビルが爆破された重大な証拠があるので、列挙しておきましょう。
【25分20秒から】
ツインタワー崩壊の様子を解析すると、何トンもある鋼材の断片が、最高時速110キロメートルで、百数十メートルも横に飛ばされていることが分かる。これは、ツインタワーが爆破された直接的な証拠である。
また、崩壊する部分の何十階も下でガスの噴出が見られるが、これらは時速160キロメートル以上で噴出しており、その原因は爆発以外に考えられない。
【27分30秒から】
溶けた鋼鉄が観察されている。また、鉄を主成分とする微小球がいたるところで採取されている。ジェット燃料の燃焼やオフィス火災では、鋼鉄が溶けることはない。
現場周辺からは、ナノテクノロジーを駆使して作られた、鋼鉄を溶かす爆薬が発見された。ナノテルミット(Nano Thermite)とよばれる軍事用の火薬で、非常に高温になるため、鋼鉄を焼き切ることができる。
事件当日、私は、ツインタワーが崩壊する様子をニュースで見ていて、何か妙な違和感を覚えたことを記憶していますが、こうして専門家に分かりやすく解説してもらうと、なるほどそういうことだったのかと、胸につかえていたものが取れたような感じがします。
なお、アメリカ建築家協会の主張をもっと詳しく知りたい方は、「Sience of 9/11」というサイトをご覧ください。逆に、陰謀説を論破したい方も、まずはこのサイトに列挙されている「科学的な証拠」を否定できるかどうか、チャレンジしてみてください。
これ以外にも、ビルが爆破されたことを証明するYouTube動画があるので、よかったらご覧ください。
◆「世界まる見え!テレビ特捜部」で紹介された、ビルの強度の解説。YouTube動画:911事件の謎
ツインタワーは飛行機の衝突に耐えられるよう設計された。高層ビルが火災で崩壊しないことも解説。
◆上の動画のオリジナル版。YouTube動画:9 11 Mysteries Full Length, High Quality DivX 2006
英語で、長編(90分)だが、様々な情報を網羅している。制御解体についても詳しく解説している。
◆爆薬に関する報道。YouTube動画:911、WTCの粉塵の中に大量の爆破物質を発見
崩壊の直前に、ナノテルミットによって鋼鉄の梁や支柱を切断し、ビルの強度を弱めてから爆破した。
◆爆発に関する数多くの証言。YouTube動画:9/11 WTC 爆発音 消防士の無線交信テープ 等
ツインタワーで働いていた人々や消火活動をした消防士が、内部で爆発があったことを証言している。
◆ツインタワーが爆破された数々の証拠の短いまとめ。YouTube動画:9.11テロ タワー崩壊の真実
NISTは当初パンケーキ説でビル崩壊を説明しようとしたが、それがいかに荒唐無稽であるかを解説。
こういった、ビルが制御解体された多くの証拠があるにもかかわらず、NISTは、これらを証拠として採用せず、爆発の証拠を探すことさえしなかったそうです。どうやら、政府関係者は事実を無視し、あらかじめ決められたストーリーにしたがって調査報告書を作成していったようです。
しかし事実は、ツインタワーとWTC7が高度な技術によって計画的に爆破されたことを示しています。3つの高層ビルに大量の爆薬を仕掛けて手際よく爆破するには、熟練した技術と多くの労働力が必要だったはずです。したがって、これが19人のアラブ人の手に負えないことは明白でしょう。
それではいったい誰が爆弾を仕掛けたのでしょうか? 次回は、ツインタワーに突入した飛行機について検証し、実行犯の姿に迫っていきたいと思います。 (2015年4月18日)
43.UA175突入の謎
ツインタワーに突入した飛行機は、ユナイテッド航空175便(以下、UA175)とアメリカン航空11便(以下、AA11)の2機ですが、話を簡潔にするため、2番目にツインタワーに突入した飛行機、UA175に限定して検証を進めます。UA175に関して得られた結論は、当然AA11にも適用できるに違いありません。
まず、事件の経緯を簡単にまとめると、以下のようになります。
午前7時59分 AA11、ボストンのローガン国際空港を離陸
午前8時14分 UA175 、ボストンのローガン国際空港を離陸
午前8時46分 AA11、ツインタワー北棟の93階から99階に衝突
午前9時03分 UA175、ツインタワー南棟の77階から85階に衝突
今回は、「September 11 -- The New Pearl Harbor」(9月11日-新しい真珠湾)というYouTube動画に沿って検証を進めていきましょう。この動画は、5時間近い長編で、しかも英語ですが、911テロに関する政府の公式発表を詳細に検証して問題点を明確に指摘した、とても参考になる作品です。
突入した飛行機に関する公式の説明を行なったのは、国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board:以下、NTSB)ですが、NTSBの報告書によると、UA175は地上付近を510ノット(時速約586マイル、または、時速約944キロメートル)という速度で飛行し、ビルに突入したそうです。
実は、この速度が大きな謎なのだそうです。というのも、時速944キロメートルという速度は、高度1万メートル程度の大気の薄い場所を飛行する場合には何の問題もない速度ですが、大気の濃い地上付近においては話が別だからです。
この動画によると、商業用の旅客機は、経済性を追求するために軽量化が図られていて、その分構造的に軍用機よりも弱いのだそうです。そのため、旅客機が大気の濃い地上付近を猛スピードで飛ぶと、機体に深刻なダメージを被り、ひどい場合は機体が破壊されることもあるそうです。(1時間28分から)
そこで、最大運用速度(Maximum Operating Velocity:VMO)というものが定められていて、機体を保護するためにはVMOより低い速度で飛行する必要があるそうです。そして、UA175(機体はボーイング767)の地上付近におけるVMOは、時速414マイル(時速約666キロメートル)なのだそうです。
つまり、UA175は、安全航行の目安となる速度(VMO)を4割以上もオーバーしていたのです。これは確かに不思議な話で、もし私がテロの犯人なら、機体が壊れる危険を犯してまで猛スピードは出さないでしょうし、そもそも、あまり速すぎると、ビルにうまく命中させることも困難になるでしょう。
そのため、UA175の飛行データに関して、多くの専門家が、「このスピードではUA175を操縦できない」と語っています。(1時間34分から) つまり、ビル崩壊の場合と同様に、物理的に不可能なことが起きているわけです。UA175は、なぜこれほど高速でも地上付近を安定して飛行できたのでしょうか?
また、この事件で不思議なのは、懸命の捜索にもかかわらず、AA11とUA175のボイスレコーダーやフライトレコーダーが見つからなかったことです。(1時間23分から) これらは非常に頑丈に作られているので、衝突の衝撃や火災で消失するようなことはありません。
こういった疑問に対する答えとして、この動画は、途中でUA175が軍用機にすり替えられた可能性を指摘しています。(1時間28分、および、1時間37分から)
確かに、頑丈な軍用機を、飛行機の自動操縦技術や誘導技術によってツインタワーに突入させたと考えれば、突入速度が異常に速かったことの説明がつきます。また、ボイスレコーダーやフライトレコーダーが見つからなかった理由も明白です。つまり、最初から存在しなかったのです。
さらに、次の目撃証言も、UA175が軍用機にすり替えられたと考えればつじつまが合います。
◆フォックステレビの従業員の証言。(日本語版) YouTube動画: 911ボーイングを捜せ3/4
「決して民間の航空機のようには見えなかった。側面には窓はまったくなかった。」(44秒から)
幸いなことに、UA175に関しては、突入時の様子がよく分かるYouTube動画が存在するので、まずはこの動画を使って、突入した飛行機が軍用機かどうか検証してみましょう。
これを見ると、窓の有無は確認できませんが、通常色鮮やかな民間旅客機とは雰囲気が違うような印象を受けます。また、この飛行機の飛行状態が非常に安定していることも確認できます。
なお、この機体の左の翼が左側の建物に隠れる様子を指して、この動画は作り物だと指摘しているYouTube動画がありますが、もし翼が隠れなかったら、この建物はツインタワーに匹敵する高さになってしまいます。しかし、この高層ビル街においてもツインタワーは突出した高さを誇っていましたから、この指摘は明らかな間違いで、左側の建物は、手前にある低いビルです。
次に、すり替えた飛行機に関して、明確に「アメリカ軍の軍用機、KC767である」と、機種まで指摘しているYouTube動画があるので、その画像を使って軍用機と民間機を比較してみましょう。なお、KC767は、UA175と同じボーイング767をベースに製造されているそうです。
これを見ると、突入した飛行機は確かに右のユナイテッド航空機より左のアメリカ軍の軍用機KC767に似ていますね。
また、この動画には、2番目にツインタワーに突入した飛行機に関する多くの目撃証言が集められていますが、それによると、「黒い飛行機だった」、「民間機ではなかった」、「軍用機のようだった」といった証言が多数あり、突入した飛行機が軍用機だったことを支持しています。
以上の事実から、ツインタワー南棟に突入したのはUA175ではなかったという結論が導き出されます。実際に突入したのは、大型の軍用機だったと思われます。公式発表によると、AA11もVMOを18パーセント以上オーバーしているので、UA175と同様であると判断できます。
それでは、アラブ人のハイジャック犯がテロを起こしたという政府の説明はいったい何だったのでしょうか? 次回は、ペンタゴンに突入した飛行機の検証を行ない、さらに真相を追求していきたいと思います。 (2015年4月25日)
44.AA77突入の謎
ペンタゴンに突入した飛行機は、アメリカン航空77便(以下、AA77)とされています。なお、ペンタゴンは、ワシントンD.C.にある合衆国国防総省(United States Department of Defense)の本部ビルで、上空から見ると5角形(ペンタゴン)なので、そうよばれています。また、近くにはホワイトハウスがあります。
まず、NTSB(国家運輸安全委員会)の公式発表によると、AA77のボイスレコーダーとフライトレコーダーは発見され、ボイスレコーダーは再生不可能だったものの、フライトレコーダーによる詳細な飛行データが公表されています。(参考:NTSBの「Flight Path Study American Airlines Flight 77」)
それでは、今回も前回と同様に、「September 11 -- The New Pearl Harbor」(9月11日-新しい真珠湾)というYouTube動画に沿って検証を進めていきましょう。
この動画によると、AA77は、次の図に示すように、大きく旋回してから時速530マイル(時速約852キロメートル)でペンタゴンに突入しています。AA77の機体はボーイング757で、地上付近におけるVMO(最大運用速度)は時速402マイル(時速約647キロメートル)だそうです。したがって、AA77はVMOを3割以上オーバーして飛行していたことになります。(1時間32分)
これは、前回と同様、旅客機の機体が損壊する可能性が高いことを意味しており、ここでも物理的に不可能なことが起きていることになります。そして、それを裏付けるように、この飛行をフライトシミュレーターで再現しようとしてもできないことが確認されています。(1時間7分から)
また、AA77がペンタゴンに突入する様子をレーダーで見ていた航空管制官たちは、全員、この機体が軍用機だと思ったと証言しています。(1時間8分と1時間32分) さらに、このような飛び方は旅客機には不可能であるというパイロットたちの証言も紹介されています。(1時間9分から)
なお、旅客機が突入したとする目撃者の証言が数百件あるそうですが、これに対しては、小型のコミューター機(通勤用の飛行機)だったと明言する証人も複数いるため(1時間56分から)、これは、よく似た小型の飛行機を大型の旅客機と見間違えた可能性があるようです。
ペンタゴンでは、他にも不思議なことが数多く起きているので、ここに主なものを列挙しておきましょう。
【23分から】
911テロの当日は、朝から軍事演習が行なわれていて、首都周辺を守るジェット戦闘機のほとんどが、カナダとアラスカに出払っていた。
しかも、午前8時46分に飛行機がツインタワー北棟に衝突し、非常事態が発生したことを認識した後も、軍はこの軍事演習を中止しなかった。軍が故意に防空力を低下させた疑いがある。
【53分から】
ホワイトハウスを中心とする首都一帯(半径60~80km程度の圏内)は、P-56という飛行禁止空域で、この空域に侵入してきた飛行物体は、ホワイトハウスに備えられた対空ミサイルによって撃墜されることになっている。
シークレットサービスは、30分前には不審な飛行機の接近に気づいていた。それなのにミサイルを発射しなかったのは、故意に見逃した疑いがある。
【1時間25分から】
通常は、発見されたフライトレコーダーが事故機のものであることを証明するため、事故調査報告書には必ずフライトレコーダーのシリアル番号が記載される。
しかし、なぜか今回の報告書に限って、シリアル番号が記載されていない。NTSBも、連邦航空局(Federal Aviation Administration)も、FBIも、シリアル番号の公開要求を拒否した。
【2時間から】
事故直後のペンタゴンの映像と、公表されたAA77の飛行データ(壁に42度の角度で水平に進入)を使って、衝突によってできた穴にAA77の機体を重ね合わせると、機体の形状と衝突の痕跡が一致しないことが分かる。
AA77の主翼、水平尾翼、垂直尾翼が何の痕跡も残していないのは不自然である。これは、ボーイング757よりもかなり小型の物体が突入したことを示している。
【2時間5分から】
飛行機の部品の中で最も頑丈なのはエンジンで、AA77の2つのエンジンが弾丸のように建物を貫通したはずであるが、貫通痕は1つしかない。しかも、それはエンジンよるものではないと説明されている。
エンジンは、1つが重さ3トン以上あり、必ず発見されるはずだが、なぜか発見されていない。代わりに、小型のエンジンらしき残骸が1つ発見されている。
【2時間12分から】
FBIは当初、AA77突入の様子が映っていると思われる85本の監視カメラの映像の公開要求を拒否し、5フレーム分の画像だけを公表した。その後、FBIは2006年になってやっと2本の映像を公開した。
これで、当初AA77が物陰に隠れていて尾翼だけが見えているとされた部分が検証可能になったが、そこに飛行機の姿はなかった。FBIが画像を修正した疑いがある。
もし本当にAA77がペンタゴンに突入したのなら、FBIは何も隠す必要はなく、最初から監視カメラの映像を公開したはずです。どうやら、何か不都合なものが写っていたようですね。そして驚くべきことに、FBIだけでなくアメリカ軍も、事件に積極的に関与している様子がうかがえます。
なお、ペンタゴンに突入した物体については諸説ありますが、私は小型の軍用機だったのではないかと思っています。発見されたフライトレコーダーは、ひょっとしたらこの軍用機のものかもしれません。また、軍用機の機種については、具体的に「グローバルホーク」であるという説もあります。
グローバルホークは、アメリカ軍が世界に誇る小型無人偵察機で、1万8千メートルの上空を300ノット(時速約555キロメートル)で飛行することができるそうです。全幅は39.9メートルで、AA77より2メートルほど横に長いようです。(数値は、「YouTube動画 Ultimate Weapons- The Global Hawk」より)
確かに、グローバルホークなら、垂直尾翼が小さくて斜めになっているので、こちらの方が衝突の痕跡にフィットしそうですね。ただし、この飛行機は長時間飛ぶように設計されていて、高速で飛ぶようには設計されていないので、グローバルホークに時速850キロメートルの高速旋回は無理だと思われます。
ここからは私の想像になりますが、グローバルホークよりももっと翼が短くて形状が旅客機に似た小型の軍用機を、AA77に似せて塗装し、飛行機の自動操縦技術や誘導技術、あるいは遠隔操縦技術によってペンタゴンに突入させたと考えた方が、すべての現象を無理なく説明できるような気がします。
結局、ペンタゴンでも、突入した飛行機は民間の旅客機ではなかったという結論が導き出されました。実際に突入したのは、小型の軍用機だったと思われます。そして、事件の陰にアメリカ政府の姿が見えてきました。次回は、ピッツバーグ近郊に墜落したとされる飛行機について検証します。 (2015年5月2日)
45.UA93墜落の謎
ピッツバーグ近郊に墜落した飛行機は、ユナイテッド航空93便(以下、UA93)とされています。今回も、例によって、「September 11 -- The New Pearl Harbor」(9月11日-新しい真珠湾)というYouTube動画に沿って検証を進めていきましょう。
NTSB(国家運輸安全委員会)の公式発表によると、UA93のボイスレコーダーとフライトレコーダーは発見され、フライトレコーダーによる詳細な飛行データが公表されています。ただし、ボイスレコーダーは再生可能であるのに、なぜかFBIは公開を拒否しています。(1時間21分から)
そして、UA93は、次の図に示すように、上下が逆になった状態で、地面に対して45度の角度で墜落しているそうです。(2時間24分)
UA93の機体はボーイング757なので、地上付近におけるVMOは時速402マイル(時速約647キロメートル)となります。また、UA93の墜落時の速度は時速580マイル(時速約933キロメートル)だったそうです。(1時間33分) したがって、UA93はVMOを4割以上オーバーして飛行していたことになります。
なお、NTSBの「Flight Path Study United Airlines Flight 93」という文書によると、突入角度は40度で、突入速度は時速約563マイル(時速約907キロメートル)となっているので、動画の数値は少し間違っているようです。ただし、VMOを4割以上オーバーしていたという結論は変わりません。
これは、前回や前々回と同様、旅客機の機体が損壊する可能性が高いことを意味しており、ここでも物理的に不可能なことが起きていることになります。
UA93の事件では、ハイジャック犯に立ち向かった乗客たちの勇気ある行動がテレビや新聞で大々的に報道され、その感動の物語はついに映画にもなったわけですが、飛行機の速度だけから判断しても、残念ながらそういう事実はなかったと思われます。
その証拠に、他にも不思議なことが数多く起きているので、主なものを列挙しておきましょう。
【2時間19分から】
機体の残骸や乗員乗客の遺体がなかったという証言が多数ある。FBIの発表によると、これは、UA93が柔らかい地面に深くめり込んでしまったためである。
しかし、実際には地面は硬かったし、そもそも、UA93の墜落によってできたとされるクレーター(左の画像の穴)に飛行機が全部めり込んでしまったなどと誰が想像できるだろうか?
【2時間25分から】
証言によると、墜落現場周辺には、細かい部品のような残骸はあるものの、一目で飛行機の残骸と分かるものは見当たらなかった。
ペンタゴンと同様に、ここでも小さなエンジンの残骸が1つ発見された。(UA93のエンジンは、AA77と同様に2つあり、1つが重さ3トン以上あるので、これは明らかにUA93のものではない。)
【2時間26分から】
飛行機事故が発生すると、通常は、バラバラになった機体を回収してジグソーパズルのように組み合わせ、元の姿を復元して事故原因を調査する。
FBIは、UA93の機体の95%を回収したと発表したが(FBI finished with Pennsylvania crash site probe)、復元された機体はどこにあるのか? なぜ我々は、復元された機体を見ることができないのか?
【2時間28分から】
飛行機が墜落した直後の、煙が立ち上る様子が映像に収められているが、燃料を満載した大型旅客機の事故にしては煙が少なすぎる。
UA93は、3万リットル以上の燃料を積んでいたので、衝突直後の爆発で黒煙が発生した後も、燃料が燃え尽きるまで炎上し続けたはずである。現場を訪れたリポーターは、ジェット燃料の臭いがしないと語っている。
また、フライトレコーダーのシリアル番号に関しても、AA77と同様、事故報告書に記載がありません。(1時間25分から) したがって、ピッツバーグ近郊に墜落した飛行機がUA93であるという証拠は提示されていないのです。そして、ここでもFBIが事件に積極的に関与している様子がうかがえます。
なお、地面に突入したのは、飛行機ではなくミサイルだと主張する人もいるようですが、私は、フライトレコーダーを搭載した小型の軍用機が実際に地面に突入したのではないかと思っています。政府がわざわざフライトレコーダーのデータを公表したのも、それが本物だったからではないでしょうか?
つまり、たとえ飛行機は偽物でも、飛行データは本物ですから、彼らは胸を張ってこのデータを公表できたのだと思います。それに、ペンタゴンの場合もそうですが、突入したのがミサイルだとすると、小型のエンジンの残骸が発見されたことの説明がつかなくなってしまいます。
以上の事実から、ピッツバーグ近郊に墜落したのはUA93ではなかったという結論が導き出されました。実際に墜落したのは、ペンタゴンと同様、小型の軍用機だったと思われます。そして、FBIが犯罪の証拠を隠滅する役割を担っていることも見えてきたようです。 (2015年5月9日)
46.ハイジャック犯の謎
これまで、911テロの公式発表の問題点を検証してきましたが、その結果、物理的な証拠によって以下のことが明らかになりました。
◆ツインタワーとWTC7は、爆弾によって制御解体された。
◆ツインタワーに突入したのは、旅客機(AA11、UA175)ではなかった。(大型の軍用機か?)
◆ペンタゴンに突入したのは、旅客機(AA77)ではなかった。(小型の軍用機か?)
◆ピッツバーグ近郊に墜落したのは、旅客機(UA93)ではなかった。(小型の軍用機か?)
以上の事実から、実際にはハイジャックそのものがなかったと考えられます。しかし、この結論に対して、19人のアラブ人のハイジャック犯がいたじゃないかと反論する人がいるかもしれませんから、ハイジャック犯についても検証しておきましょう。
事件当時の日本の新聞を見ると、すでに2001年9月12日の朝刊には、オサマ・ビン・ラディン(Osama bin Laden)氏の情報が顔写真つきで紹介されており、13日の朝刊にはアラブ人5人を特定、14日の夕刊には実行犯18人以上を特定したと報道されています。いかにFBIが優秀でも、これはちょっとできすぎの感じがしますね。
また、ツインタワーが崩壊した現場の近くから、実行犯のものとされるパスポートが発見されましたが(2001年9月12日のBBCニュース)、頑丈なブラックボックスでさえ発見できないほどひどい激突だったのに、紙でできたパスポートが無事だったのは、とても不思議なことです。
それでは、ここからはおなじみの「September 11 -- The New Pearl Harbor (FULL)」(9月11日-新しい真珠湾)というYouTube動画に沿って話を進めましょう。
まず、前回もご紹介しましたが、UA93のボイスレコーダーは発見され、再生可能であるとされましたが、なぜかFBIは公開を拒否しています。したがって、ボイスレコーダーに録音されているはずの、ハイジャック犯のコックピットでの会話を誰も検証できないという問題があります。(1時間20分から)
次に、アラブ人のハイジャック犯が存在した証拠として、空港の監視カメラの映像が公開されたわけですが、ここにも問題があったようです。
【1時間16分から】
ハイジャック犯を映したとされる空港の監視カメラの映像は、左の1本しか公開されていない。しかも、これはポートランドの空港のもので、彼らがボストン発の旅客機(AA11)に乗ったことを証明するものではない。
なお、他にも空港の映像が公開されているが、タイムスタンプがなく、映像のコマ数も異なるので、監視カメラの映像ではないと判断できる。
空港には非常に多くの監視カメラが設置されているので、ハイジャック犯が映った映像は無数にあったはずですが、それにもかかわらず、FBIは、ハイジャックが発生した旅客機にアラブ人のハイジャック犯が乗ったことを証明する映像を提示していないというわけですから、これは確かに奇妙です。
また、FBIが公表したハイジャック犯は以下の19名ですが、このうち少なくとも7名が911テロ以降も生存していたと報道されています。もしこれが本当なら、無実の人を大量殺人の犯人としてさらし者にしたわけですから、FBIはかなり杜撰(ずさん)な捜査をしていた疑いがあります。
旅客機 | 名 前 | 国 籍 | 備 考 |
---|---|---|---|
AA11 |
Mohamed Atta Satam al Suqami Wail al Shehri Waleed al Shehri Abdulaziz al Omari |
エジプト サウジアラビア サウジアラビア サウジアラビア サウジアラビア |
操縦担当 (情報なし) ★生存 LA Times 2001年9月21日 ★生存 BBC NEWS 2001年9月22日 ★生存 BBC NEWS 2001年9月23日 |
UA175 |
Marwan al Shehhi Fayez Banihammad Ahmed al Ghamdi Hamza al Ghamdi Mohand al Shehri |
アラブ首長国連邦 アラブ首長国連邦 サウジアラビア サウジアラビア サウジアラビア |
操縦担当 (情報なし) (情報なし) (情報なし) (情報なし) |
AA77 |
Hani Hanjour Nawaf al Hazmi Khalid al Mihdhar Majed Moqed Salem al Hazmi |
サウジアラビア サウジアラビア サウジアラビア サウジアラビア サウジアラビア |
操縦担当 (情報なし) ★生存 BBC NEWS 2001年9月23日 (情報なし) ★生存 the guardian 2001年9月21日 |
UA93 |
Ziad Jarrah Saeed al Ghamdi Ahmad al Haznawi Ahmed al Nami |
レバノン サウジアラビア サウジアラビア サウジアラビア |
操縦担当 ★生存 BBC NEWS 2001年9月23日 (情報なし) ★生存 The Teregraph 2001年9月23日 |
【FBIが発表したハイジャック犯の一覧、生存情報は各新聞社や放送局のニュース報道による】
しかも、911委員会報告書(The 911 Commission Report)によると、飛行機の操縦を担当したとされる人々は、ボーイング767やボーイング757の実機による操縦訓練を受けていませんでした。
それどころか、彼らはジェット機を操縦したこともなく、彼らのうち少なくとも二人は、セスナ機でさえ満足に操縦できなかったようです。(「September 11 -- The New Pearl Harbor (FULL)」57分から)
なお、旅客機の自動操縦機能を使えば、未経験でも操縦が可能であると主張する人もいるようですが、自動操縦というのは安全第一で機体を制御するはずですから、これでは旅客機がVMO(最大運用速度)をはるかにオーバーする猛スピードを出していたことの説明がつかないと思います。
このあたりのことを明確にするため、操縦担当者の情報を以下のようにまとめてみました。
【Mohamed Atta】 ジェット機の操縦経験なし
彼はAA11を操縦したとされているが、AA11はVMOを2割近くオーバーしていたことから、彼はAA11の自動操縦機能を使っていなかったと思われる。
911委員会報告書には、彼が大型ジェット機のフライトシミュレーターで訓練を受けたと書かれているが、シミュレーターの機種は特定されていない。
【Marwan al Shehhi】 ジェット機の操縦経験なし
VMOを4割以上オーバーしていたことから、彼はUA175の自動操縦機能を使っていなかったと思われる。
911委員会報告書には、彼が大型ジェット機のフライトシミュレーターで訓練を受けたと書かれているが、シミュレーターの機種は特定されていない。
【Hani Hanjour】 ジェット機の操縦経験なし
VMOを3割以上オーバーしていたことから、彼はAA77の自動操縦機能を使っていなかったと思われる。
彼はボーイング737のシミュレーター訓練を受けたとされるが、それではAA77(ボーイング757)は操縦不可能。航空学校の教官は、彼が一人では飛行できなかったと証言している。別の教官も同様の証言をしている。
【Ziad Jarrah】 ジェット機の操縦経験なし
VMOを4割以上オーバーしていたことから、、彼はUA93の自動操縦機能を使っていなかったと思われる。
911委員会報告書によると、彼はシミュレーター訓練を受けたとされるが、機種は不明。航空学校の教官は、彼が一人で飛行するのに適しておらず、インストラクターが同伴すれば飛行可能であると判断した。
このため、もしハイジャック犯が実在したと仮定すると、ジェット機を初めて操縦する人たちが、猛スピードの大型旅客機を自在に操り、UA93以外は標的に正確に命中させるという離れ業を演じたことになり、ここでもありえないことが起きていることになります。
以上の事実から、アラブ人のハイジャック犯は架空のものであったという結論が導き出されます。つまり、実際にはアラブ人によるハイジャックはなかったということです。そして、FBIはここでも多くの情報を隠したりねつ造したりしているようです。 (2015年5月16日)
47.携帯電話の謎
「アラブ人によるハイジャックはなかった。」と主張すると、携帯電話の件はどうなっているんだとお思いの方がおられるかもしれませんから、これについても検証しておきましょう。
911テロでは、ハイジャックのため人質となった人々が、携帯電話を使って家族や恋人にハイジャックされたことを伝えたと報道されました。
例えば、事件当時の日本の新聞を見ると、2001年9月12日の夕刊に、司法省訟務長官セオドア・オルソン(Theodore Olson)氏が、AA77に乗り合わせていた妻のバーバラ・オルソン(Barbara Olson)氏から、携帯電話でハイジャックが発生したという連絡を受けたという記事が掲載されています。
また、2006年には、911テロを題材にした「UNITED 93」(邦題:ユナイテッド93)という映画や、「FLIGHT 93」(邦題:エアポート ユナイテッド93)というテレビ映画が制作され、私は「FLIGHT 93」をテレビで観ましたが、この映画でも、乗客や乗務員が携帯電話を使って家族と会話する様子が感動的に描かれていました。
しかし、2001年当時は、移動体通信の技術的な問題によって、上空を飛行中の旅客機から携帯電話を掛けることは不可能でした。このことを証明する多くの証拠があります。
まず、携帯電話で会話するためには、地上の基地局と電波を送受信する必要がありますが、地上の基地局は上空から電波が来ることを想定していないため、水平方向に比べて垂直方向の感度が低いのだそうです。そのため、飛行機が高く飛べば飛ぶほど携帯電話はつながりにくくなるという問題があります。
このことを証明する実験が行なわれているのでご紹介しましょう。2004年9月11日にテレビ朝日で放送された「ビートたけしの!こんなはずでは!!」というテレビ番組では、セスナ機を使って、飛行機の高度が約2500メートルに達すると携帯電話が通じなくなることを実験で明らかにしています。
また、ボーイング767やボーイング757の胴体は、電波を遮断するアルミ合金で覆われているため、下方向にある地上の基地局との電波の送受信は原理的に不可能であるという問題があります。(窓際なら、横方向の送受信は可能だが、低空飛行時に限定される)
さらに、以下に示すように、近い将来、上空を飛行中の機内から携帯電話が掛けられるようになるというニュースが2004年以降に報じられていることからも、2001年当時は、飛行中の機内から携帯電話を掛けることが技術的に不可能だったことは明らかです。
◆2004年7月19日:USA TODAYの「In-flight cell phones 'worked great' in test」という記事
「飛行中の携帯電話の使用を可能にするためのレースが始まった。」
◆2004年9月7日:ITmediaの「市販CDMA携帯で航空機内から電話とメール」という記事
「実証試験では、2時間のフライトで300コール以上の通話に成功。」
◆2005年6月14日:ITmediaの「航空機内でGSM携帯──Ericssonが機内基地局」という記事
「航空機内で携帯電話を利用できる時代が着々と近づいている。」
したがって、人質になった人たちは携帯電話を掛けることができなかったはずですが、「September 11 -- The New Pearl Harbor (FULL)」(9月11日-新しい真珠湾)というYouTube動画によると、FBIの調書を調べた結果、携帯電話を使用したとされる人が9人もいたことが明らかになったそうです。
しかも、発信時刻から飛行機の高度と速度を割り出したところ、いずれも本来なら通話が不可能な状況にあったことが判明したそうです。(1時間38分から)
結局、911テロでは、掛けられないはずの携帯電話からハイジャックが起きたことを知らせる連絡があったわけで、ここでも物理的に不可能なことが起きていることになります。
それでは、実際には何があったのかというと、「ビートたけしの!こんなはずでは!!」という番組では、人質から連絡を受けた人々は、嘘をつく必要はなかったはずなので、携帯電話から連絡があったことは事実だろうと推測しています。
ただし、電話を掛けたのは本人ではなく、音声合成技術によって作られた偽者だったと推理し、音声合成技術によって誰の声でも自由に再現できることを実演して見せています。
どうやら、真犯人は、ハイジャックが起きたことを人々に信じ込ませるため、音声合成技術を使って地上から携帯電話を掛け、生々しい機内の様子を人質の家族や恋人に伝えたようですが、上空の飛行機から携帯電話を掛けることが不可能であるとは知らなかったようですね。
なお、無線通信によるハイジャック犯の会話や機内電話による人質からの通報が音声として公表されていますが、携帯電話の件から類推して、これらも真犯人によってねつ造されたものと推測することができます。
ところで、前述のオルソン氏はその後、妻からの連絡は飛行機の機内電話からだったと訂正しているそうです。しかも、FBIが開示したP200054という資料(資料のダウンロードサイト)によると、通話時間は0秒となっていて、FBIはオルソン夫妻の会話自体を完全に否定しています。とても不思議ですね。
オルソン氏の妻はCNNのコメンテーターとして有名だったそうなので、どうやら、政府高官と有名な妻の悲劇的なエピソードが、大衆を操作するために利用されたようです。しかし、無理やり作った筋書きなので、結局ボロが出てしまったということのようですね。 (2015年5月23日)
48.アル・カイダの謎
FBIから911テロのハイジャック犯として指名された人々は、アル・カイダ(al-Qaeda)という組織のメンバーとされています。これまでの検証により、アラブ人のハイジャック犯は存在しなかったことが判明していますから、このアル・カイダという組織についても検証しておきましょう。
FBIによると、アル・カイダは、ソ連に抵抗するアフガニスタンを支援するため1980年代初めに組織され、ソ連崩壊後は、サウジアラビアとソマリアから合衆国軍隊を駆逐することを目標にテロ活動を行ない、1993年にニューヨークで起きた世界貿易センタービル爆破事件もアル・カイダの仕業とされています。
一方、イギリスの外務大臣だったロビン・クック(Robin Cook)氏が、ガーディアン(The Guardian)というイギリスの新聞の2005年7月8日の記事「The struggle against terrorism cannot be won by military means」で、アル・カイダについて語っている部分を訳すと次のようになります。
「80年代を通して、ロシア(当時はソ連)のアフガニスタン占領に対する聖戦を実行するため、オサマ・ビン・ラディンはCIAによって武装し、サウジアラビアが資金を提供した。アル・カイダ、文字通り「データベース」は、もともとはロシアを倒すためにCIAの援助によって集められ訓練された、何千人もの聖戦士たちのコンピュータファイルだった。」
これに関しては、CIAとアル・カイダの関係を分かりやすく解説しているYouTube動画もあるのでご紹介しましょう。よかったらこちらもご覧ください。(9分56秒から)
つまり、アル・カイダは、政治的・宗教的な主張を掲げた組織ではなく、最初からCIAの指導を受けた、ソ連と戦うためのアメリカの傭兵的な存在だったようです。このことは、次のYouTube動画の内容とも一致しています。
【ヒラリー・クリントン-私達がアルカイダを作った】
レーガン大統領のときに、アフガニスタンを占領したソ連に対抗するため、パキスタン軍統合情報局やパキスタン軍と契約し(アル・カイダを作っ)た。
ソ連が崩壊した後は、(アメリカ合衆国政府がアル・カイダに提供した)スティンガー対空ミサイルや地雷を回収しなかった。
また、AFP BB Newsの『「サウジ王族がアルカイダを資金援助」、9.11実行犯が証言』という記事によると、20人目のハイジャック犯という異名を持つ、ザカリアス・ムサウイ(Zacarias Moussaoui)受刑者が、アル・カイダは1990年代にサウジアラビア王族から多額の寄付金を得ていたと話しているそうです。
これは、サウジアラビアがアル・カイダに資金を援助していたとするロビン・クック氏の記事と一致するものです。以上のことから、ロビン・クック氏の記事は、かなり信憑性が高いと思われます。
なお、アメリカとサウジアラビアの関係については、次のYouTube動画が参考になるかもしれません。
これは、エコノミック・ヒットマンとよばれるアメリカの工作員が、他国を支配するためにどのような活動を行なってきたかを説明したもので、元々イラクのフセイン大統領はCIAのエージェントだったそうですが、サウジアラビアの王家と違って、彼はアメリカの買収工作には応じなかったのだそうです。
ということは、サウジアラビア王家はアメリカに買収されていたので、アメリカの言いなりだったということのようです。もしそうであれば、サウジアラビアが支援していたアル・カイダを、アメリカは911テロの演出用に自由に使うことが可能だったのではないでしょうか?
その証拠に、CIAやアメリカ軍が911テロに参加したアル・カイダのメンバーと関係していたことを指摘する人々が多数います。アメリカの入国審査は非常に厳しいそうですが、彼らがなぜ容易にアメリカに入国できたのか、次の動画(2分から)を見ると納得できると思います。
この動画によると、CIAは以前からアル・カイダのためにビザを発給してアメリカ入国に便宜を図っており、さらに、入国したアル・カイダは米軍施設で訓練を受けていたそうです。どうやら、アル・カイダがアメリカと敵対しているというのは表向きの話で、裏では両者は非常に親密だったようです。
以上のことから、アメリカ政府は、アラブ人のテロリストがいたというアリバイ作りのため、事前にアル・カイダのメンバーを入国させ、911テロ実行後は、すぐに彼らをハイジャック犯として公表し、大規模なプロパガンダ(宣伝)を行なって世論を戦争容認へ誘導したというのが事件の真相だと思われるのです。
次回は、アル・カイダのリーダーとされるオサマ・ビン・ラディン氏について検証し、この問題をさらに深く追究していきたいと思います。 (2015年5月30日)
49.ビン・ラディンの謎
アメリカ政府は、オサマ・ビン・ラディン氏が911テロの首謀者であると断定しましたが、その証拠とされたのが、アフガニスタンに侵攻したアメリカ軍が発見したとされるビデオです。アメリカ政府によると、このビデオの中で、彼自身が911テロの首謀者であることを告白しているとされます。
しかし、YouTubeには、このビデオに登場する人物はオサマ・ビン・ラディン氏ではないとする動画が投稿されているので、ご紹介しましょう。
【Osama bin laden fake 9/11 , US fakin us】
このビデオの男は、そもそも顔が似ていない。
また、FBIの資料によると、彼は左利きであるが、このビデオの男は右利きである。
さらに、このビデオの男は、金の指輪をしているが、金を身につけることはイスラム法で禁止されている。
また、会話の内容が、911テロについて話しているだけであると指摘する動画もあります。
◆アメリカ軍が発見したビデオの検証。YouTube動画:6/8 ZERO.Investigation.Into.911 Japanese
ドイツのテレビ局の翻訳を見せてもらったが、自分が首謀者であるとは告白していない。(6分から)
したがって、このビデオは、彼が首謀者であると主張する根拠にはなりえないようです。また、そもそもアメリカ軍やFBIは、オサマ・ビン・ラディン氏を911テロの首謀者とは認識していないという指摘もあります。
この動画によると、アメリカ軍の参謀本部議長だったマイヤーズ将軍は、「目標がビン・ラディン逮捕だったことはない」と語り、ジョン・アシュクロフト司法長官は、オサマ・ビン・ラディン氏の捜索指示を出していなかったそうです。そして、ブッシュ家とビン・ラディン家には以前から密接な関係があったそうです。
ブッシュ家とビン・ラディン家の親密な関係については、「9.11テロ 巨大すぎる陰謀の陰にひそむ7つの疑惑 11 / 11」というYouTube動画でも指摘されています。
【マイケル・ムーア監督の映画「華氏911」より】
アメリカ政府は、911テロによって飛行禁止措置がとられていた時期に、アメリカにいたビン・ラディン一族の24名を、チャーター機まで手配して国外に脱出させた。
また、オサマ・ビン・ラディン氏の実の兄は、ブッシュ家と関係の深い軍事・通信関係の投資会社、カーライル・グループの役員を務めていた。
前回、アル・カイダがアメリカと敵対しているというのは表向きの話で、裏では両者は非常に親密だったようだとお伝えしましたが、アル・カイダのリーダーはオサマ・ビン・ラディン氏ですから、こういったブッシュ家とビン・ラディン家の親密な関係を知ると、それももっともなことだと思えてきますね。
また、ガーディアン(The Guardian)という新聞の「CIA agent alleged to have met Bin Laden in July」(CIAエージェントは、7月にビン・ラディンと会ったと主張した)という記事によると、フランスの新聞フィガロが、911テロの2か月前に、オサマ・ビン・ラディン氏がドバイにあるアメリカの病院に入院した際、CIAエージェントが彼を訪問したと報じたそうです。
オサマ・ビン・ラディン氏は、アル・カイダ設立当初からCIAとは顔見知りだったはずですが、どうやらその関係はその後も長く続いていたようです。そのため、アメリカ政府は、表向きはオサマ・ビン・ラディン氏が首謀者だと宣伝しながら、彼を逮捕する気はまったくなかったというのが真相のようです。
オサマ・ビン・ラディン氏は、このように非常に謎に包まれていて、2006年に死亡したという情報さえあります。そして、本人ではない人物が、彼になりすましているビデオもあるようです。例えば、次のビデオは、彼がアメリカ国民に向けて演説しているとされるものですが、どうやら本人ではないようです。
【Osama bin laden's message to the American people 1/3】
このビデオは、オサマ・ビン・ラディン氏が、2007年7月に演説したとされるもの。
(このビデオの男は、顔は一見似ているが、あごひげが真っ黒で、次の1998年当時の画像よりも若返っていて、声も低いので、まったくの別人だと思われる。)
YouTubeには、本物のオサマ・ビン・ラディン氏がしゃべっている様子を映した動画も投稿されているので、ご紹介しましょう。姿を見比べ、声を聞き比べてみると、違いがはっきりすると思います。
結局、オサマ・ビン・ラディン氏は、アメリカ軍のアフガニスタン侵攻の口実として使われただけで、軍事作戦の本当の目標は別のところにあったようです。彼が2011年5月に殺されたというニュースも、これまでの検証結果から判断して、容易に信じることはできませんね。 (2015年6月6日)
50.長谷川浩さんの死
911テロは、アメリカの事件であって、我々日本人には関係ないとお思いの方がおられるかもしれませんが、実はそうではないようです。私の考えでは、911テロは実に壮大な計画の序章であって、今真実に目を向けなければ、日本も取り返しがつかない事態に陥る危険があるように思われるのです。
そして、すでに911テロの直後から、我々の身近なところで不可解なことが起きているようです。今回はその一例として、当時ニューヨークに住んでいて911テロを間近で体験された山崎淑子(としこ)さんという方が、ある報道関係者の死について述べているYouTube動画があるのでご紹介しましょう。
この動画によると、山崎さんは、自分が体験した911テロについて2001年10月31日に日本で講演し、アメリカのメディア報道はプロパガンダ(宣伝)である、現場の状況と政府の発表にはかい離がある、日本のテロ特措法は間違っている、アフガン侵攻は間違っている、といったことを述べたそうです。
すると、講演が終わった後、懇親会の席で報道関係者から、「この問題の核心に触れようとしたジャーナリストが危険な目にあった」、「日本のメディアがどれほどの言論統制を受けているかを知らされていないでしょう」などと告げられたそうです。
そして、「あなたの死体がハドソン川に浮かぶんじゃないか」、「これ以上危険な真実に迫ってほしくない」、「日本での言論活動の方がもっと慎重になるべきだ」といった警告を複数の人から受け、山崎さんは身の毛がよだつほどの恐怖を感じたそうです。
その後、山崎さんは、自分の講演の2週間ほど前に「NHKの解説主幹の方が、自殺と称して、自殺できないほどの低層階から飛び降りた」ことを知ったそうですが、この自殺と報じられた人物が、長谷川浩(はせがわひろし)さんです。
報道によると、長谷川浩さんは、2001年10月15日の昼前に亡くなられたのですが、山崎淑子さんのお話から判断して、これは自殺ではなく、暗殺されたということのようです。そして、暗殺理由は、911テロに関するテレビでの発言ではないかと推測されるわけです。
インターネット上の情報を総合すると、長谷川浩さんはNHKの解説主幹で、「あすを読む」や「視点・論点」などで解説を担当する国際情勢の専門家だったようです。そして、2001年10月10日に放送された「あすを読む 新しい戦争と世界」という特集番組で、911テロに関する調査結果を発表したようです。
長谷川浩さんが暗殺された理由については、番組を見ていないので何とも言えませんが、インターネット上には、長谷川浩さんがユダヤ人の犠牲者数に言及していたとする情報もあります。そこで、ユダヤ人に関する情報を調べてみたところ、911テロの当日に非常に特異な事件が起きていました。
この動画によると、ツインタワーに飛行機が突入した直後、車(バン)の屋根の上で大喜びしながら踊っている若者たちが目撃され、警官が彼らを逮捕したところ、彼らがイスラエル人であることが判明したのだそうです。しかも、彼らはモサドのエージェントだったことが後に明らかになります。
なお、モサド(Mossad)は、イスラエルの対外特務機関で、最近では、2010年1月20日にハマス(パレスチナのイスラム原理主義組織)の司令官をドバイで暗殺した事件が有名ですが、中東に限らず、アメリカや日本でも活発に活動しているとされています。
さらに奇妙なことに、この若者たちは、ビデオカメラでテロの様子を記録していたそうです。つまり、飛行機がツインタワーに突入することを事前に知っていたわけです。しかも、テロが成功したのを見て大喜びしていたということから判断して、彼らが加害者側の人間であることは明らかです。
また、言うまでもなく、イスラエルはアラブ諸国とは敵対関係にあり、アメリカとは友好関係にありますから、アラブ人がアメリカでテロを起こしたのを見てイスラエル人が喜ぶはずはありません。つまり、この事件は、911テロの犯人がアラブ人ではないということを見事に証明しているように思われるのです。
したがって、「41.911テロの謎」以降の検証によって得られた、「アラブ人によるハイジャックはなかった。」という結論は、やはり間違っていなかったようです。そうなると、911テロはアメリカ政府の自作自演だった可能性が高まりますが、この逮捕事件は、イスラエルの関与も示唆しているようです。
この事件についてもっと深く知りたい方は、FBIの調書などを詳しく解析した「The "Dancing Israelis" FBI Report - Debunked」というサイトをご覧ください。ちなみに、このサイトの結論は、「9/11におけるイスラエルの役割を否定することは、太陽が地球を暖めている事実を否定するようなもの」だそうです。
結局、長谷川浩さんの死は、日本の報道機関が暴力的な言論統制を受けていることを我々に教えてくれるとともに、911テロの真犯人が誰なのかということについて、貴重なヒントを与えてくれました。おそらく、その真犯人は、アメリカの大衆を自在に操り、アメリカを戦争へと導いていったのでしょう。
今、非常に大きな力が、日本を戦争へ駆り立てようとしていますが、長谷川浩さんの死は、ひょっとするとそういったこととも無関係ではないのかもしれません。今後、日本でも様々なプロパガンダがマスコミを通じて流されると思われます。我々はマスコミの報道を鵜呑みにしないよう、日頃から注意を払う必要がありそうです。 (2015年6月13日)